曽木発電所跡
ダム湖の湖底から現れる明治時代の遺構
当時はドイツ製の発電機と1.5kmの導水路を備える国内最大級の発電所だった。
毎年5~9月、鹿児島県の北部を流れる川内川の水量が減り、ダム湖である大鶴湖の水位が下がってくると、湖岸にヨーロッパの修道院を思わせるような建物跡が見えてきます。
屋根の部分は失われて、レンガ作りの壁だけが残る、ちょっと不気味にも見えるこの建物は、明治時代に建てられた発電所です。竣工したのは明治42(1909)年で、当時日本最大級の出力を誇る発電所だったそうです。
昭和40(1965)年に下流にダムが完成したために水没することになってしまいましたが、渇水期、建物が現れると定期的に堆積した土砂を取り除き、貴重な明治の遺産の保全を行っています。
所在地 | アクセス | 問い合わせ先 |
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鹿児島県伊佐市大口宮人 | ・JR肥薩線栗野駅から南国交通の路線バスで大口バスターミナルへ。ここからタクシーで約20分。 ・九州自動車道栗野ICから南へ約33km、約40分。 | 伊佐市役所 TEL 0995-23-1311 |
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