姫鶴平（四国カルスト）

天上界の巨人がばら撒いた無数の岩が点在する高原

四国西部では最も高い場所なので、晴れた日には北に瀬戸内海、南に太平洋、北東に西日本最高峰の石鎚山（いしづちさん）を望むことができる。

広い草原に無数の岩がバラバラと点在するこの場所は、愛媛県と高知県の県境に位置する姫鶴平（めづるだいら）という所。山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並ぶ、日本三大カルストの一つ、四国カルストの中心です。

カルストというのは、水に溶けやすい石灰岩でできた大地が長年の風雨で削られ、造られた地形。巨人がやって来て岩をばら撒いたように見えるのは、雨に溶けずに残った大地の一部なのです。

土壌がアルカリ性のために木がほとんど生えません。
視界の開けた広々した風景が楽しめるのはそのためです。
雄大な風景だけでなく、姫鶴平には宿泊施設やキャンプ場などもあります。

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