阿蘇・草千里
3万年の時間が織り上げた火口跡を覆う緑の絨毯
草千里にある2つの池は、火口跡に雨水が貯まってできたもの。そのため季節によって水量が変わる。
水辺で牛たちが草を食む、のんびりとした様子から、ここがかつて噴火口だったことは想像できません。しかし周りを見渡せば、そこが外輪山の縁どりに囲まれていることに気付きます。
阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳の中腹に広がる直径約1kmの丸い形をした草原は、今から約3万年前大噴火を起こした場所。今はすっかり牧草に覆われ、高山直物が花を咲かせています。
この草千里は、27万年前の噴火によってできた、世界最大級の阿蘇カルデラにすっぽりと収まっています。
カルデラ内には今も活動を続ける火山もあれば、人が暮らす街もあります。
長い時間をかけて自然と人が共存し、創り上げてきた場所なのです。
所在地 | アクセス | 問い合わせ先 |
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熊本県阿蘇市草千里ヶ浜 | ・JR豊肥本線阿蘇駅から九州産交バスで約30分、草千里阿蘇火山博物館前 停留所下車。 ・九州自動車道熊本ICから東へ約38km、約1時間。 | 阿蘇市観光協会 TEL 0967-32-1960 |
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