崖観音
長年地元民に篤く信仰されてきた崖に刻まれた観音様
崖にへばりつくように造られた朱色の建物。これは奈良時代に創建されたと言われる由緒ある寺、大福寺の御堂です。
この寺がある館山市は、房総半島の先端、東京湾の出口に位置しており、昔からの漁師町。土地の漁民の安全と豊漁を祈願して、崖に掘られた観音菩薩のための観音堂なのです。
こういった崖や岩壁に直接仏様、あるいは観音様の姿を彫ったものを「磨崖仏(まがいぶつ)」と言いますが、当然普通の石に彫るよりは大変です。
崖の中腹に造るとなれば、もっと大変になります。でもここまで上がれば海が見えます。
つまり観音様の慈悲が海上の漁師たちに直接届くように、わざわざこんなところに彫られたわけです。
所在地 | アクセス | 問い合わせ先 |
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千葉県館山市船形 | ・JR内房線館山駅下車。駅から館山日東バスで約15分、崖観音前停留所下車。徒歩約2分。 ・館山自動車道富津ICから約5分。 | 船形山 大福寺 TEL 0470-27-2247 |
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