竹田城跡

ロマンチックな天空の城は貴重な歴史遺産

竹田城の東南に位置する朝来山「立雲峡」から見る竹田城跡。深い雲海に天空の城が浮かぶ。

朝夕の冷え込みが感じられるようになる9月の終わりから、竹田城周辺では霧が発生する日が多くなります。
風のないよく晴れた日は、川で発生した霧がその場にとどまるために、ちょっと標高の高いところから見ると、まるで高山の上から見る雲海のよう。

そんな日に竹田城のある虎臥山（とらふすやま）に登れば、白い雲にほっかり浮かぶ「天空の城」の姿を目にすることができるのです。

山城は戦国時代よりも前に建てられたものがほとんどで、石垣がほぼそのままの状態で残るこの城は、日本でも貴重な城跡。
そのロマンチックな姿がしばしばマスコミに取り上げられていますが、学術的にもとても重要な城なのです。

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